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時々日記

2008月11月16日 PT-A510 購入記

先日、車で使用していたMP3プレーヤーを売ってしまったので兼ねてから目を付けていたPT-A510を購入した。
PT-A510というのはMP3 MP4playerで、俗に言う偽iPodに属するものなのだが、私はこういう怪しいものが結構好きで損をする確率が高いのについつい本家ではなく偽物を買ってしまうのである。
ではなぜ本家のiPodを買わないのかというと、はっきり言って高いからです。
なんせコスタリカに来てからデジカメは2台盗まれてますし、車を修理に出すと車内の金目のものはほとんど無くなって帰ってきます。
ダッシュボードにドライバーを4本くらい入れといたのだけれど、そんなものまで持って行く人がいるのです。
iPodなんか買ってうっかり盗まれたり、壊れたりしたりするとそれがまた非常につらい思い出になってしまいます。
それと、もしかしたらiPodnanoの半分の値段でそれなりに使えるかもしれないという淡い期待もあったのでポチッと購入ボタンを押してしまいました。

結論から言うと性能はかなり満足です。
しかし、個体差がかなりあり、私の購入したものはタッチスクリーンの反応が悪く、友人のはタッチスクリーンの反応はとても良かったのですが液晶の照度が高くてちょっと色飛び気味でした。
個体差があるようなのでコレを割り切れる人はお買い得です。
大体、こういう怪しいものに惹かれる人はサラブレットに乗るよりも、じゃじゃ馬を乗りこなすことに喜びを覚えるような人達ですからまともな商品が欲しい人は素直に本家を買った方がいいです。

iPodより安い最強ガジェットはMP4MP3メディアプレーヤー【4GB】【typeF】もあります。
iPodより安い最強ガジェットは中古アドエスもあります。
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MP4 Player内蔵8GB(カメラ付き)[PT-A510] \4,940



PT-A510でできること
音楽再生 MP1、MP2、MP3、WMA
動画再生 MPEG-4、WMA、ASF、WAV
FMラジオ 20チャンネルセーブ機能
画像表示 jpg、BMP
TXT表示 txt (説明書ではE-BOOK対応と書いてあります)
録音 試してない
デジタルカメラ機能 130万画素(1280×1024ピクセル)保存形式:jpg 画質:webカメラレベル
動画撮影機能 320×240 15fs 保存形式:MP4 画質:webカメラレベルだが写真よりはまともな画質
Game テトリス

仕 様 (GENOから転載しましたが 寸法とか間違っているところは訂正してあります)
画面サイズ

タッチスクリーン 2.8インチTFT 320×240 dot matrix 260K-color

内蔵メモリー 8GB
外部メモリー miniSD対応(4GBまでテスト済み)
カラー
重量 38g
寸法 94mm x 54mm x 15mm
対応OS  Win98SE、2000、ME,XP,Vista
対応言語 17国言語対応(日本語を含む)
電源 リチウム充電池
再生時間 動画使用する場合約3.5時間、MP3のみ使用場合約6時間(理論値)
付属品 本体、USBケーブル、イヤホン(3.5mm)、英語マニュアル 、タッチペン 、クリーニングクロス 、USB AC ドライバーCD


大きさは大きすぎず小さすぎず手頃な感じです。
動画を見るならこれ以上小さいと疲れるし、MP3として使うならここまでが限界のサイズ。
胸ポケットにすっぽり入るので持ち歩きに不都合はありません。
手に持った感じはこんな感じです。
私の指はかなり短くて本体が大きく見えるかもしれないので比較のためにフロッピーと並べてみました。


最初充電が必要かと思ったがコンセントに繋ぐと満充電みたいな表示がでていたのですぐにMP3や動画を入れてみたのですが「サポートされてないフォーマット」とでて聞けなかった。
不良品かと思ったが1時間ほど充電してからいろんなファイルを試してみたところ普通に動くようになった。
動作不良は充電不足だったのかな?

MP3や動画は普通に再生できたのでほっと一安心。

音楽がノンストップ
私はイヤホンやヘッドホン付けるのが好きじゃないのでスピーカーが付いてるのは本当に便利。
音楽を聴こうと思ったときボタン一発で音楽が始まるというのが気持ちが良い。
音楽を聴こうと思ったときコードを巻いたりほどいたりしてイヤホンを耳に付けるという動作がめんどいですね。
この部分は本家iPodの負けですな。
音質は悪かったとしても本体のみで視聴が完結できるようにすべきです。
イヤホンや付属品持たなきゃ役に立たないというのはいただけません。
PT-A510はとりあえず本体だけサッと持って家を出ても本体のみで視聴が完結できるというのがポイント高い。
ちなみに内蔵スピーカーをOFFの状態だとiPodとなんら変わりませんが、内蔵スピーカーをONにしておくとイヤホンジャックに端子が刺さっていようといまいと内蔵スピーカーから音が流れています。
私は車でカーステレオに繋いで使用していますが、普通のMP3プレーヤーだと車を止めると音楽が止まりますがこいつは本体からも音を出しているので、車を止めてもそのまま音楽を聞きながらカーステレオのジャックを外して胸ポケットに入れて行くことができます。
音量も1m位離れた人なら「何か鳴ってるかな?」位のものなので人目を気にするほどのものではありません。
車を止めても音楽がノンストップで流れているというのは精神的に良いです。

※知人が私のを見て欲しいというのでもう一個注文したら中身がブラッシュアップされていました。
新しいのはイヤホンを挿さなければ内蔵スピーカーがONになっていて、イヤホンを挿すとイヤホンに切り替わります。
液晶上でのスピーカーのON/OFFボタンが無くなりました。
その他の変更事項はカメラ機能の検証の後で…

動画は附属のCDに付いてるプログラムで変換します。
エンコード時間も2時間もので20-30分位なので動画づくりにあんまり苦労しない。(AMD-X5200環境で)

MP3と動画再生が主目的なので後はおまけと思っていたがFMラジオも普通に聴けるし、TXT表示もブックマーク機能があるのでTXTの小説なんかも持ち歩けます。

画像表示機能は次々に表示させようとするとフリーズする。
説明書にはBMPとGIFサポートと書いてある。
jpgだからいけないのか?
試してみたがGIFは表示できないがBMPだとサクサク表示する。
画像はBMPがいいです。

デジカメと動画撮影は起動がとても遅い、起動に13秒かかるのでさっと取り出してパシャとはいかない。
試してみるとデジカメ機能より動画の方がまともに撮れる。

昔はZAURUZ使いだったので、ZAURUZよりは実用的に使える。
元々私の使用目的は、車に乗っている最中に音楽を聴くことと、外出先で時間をもてあましたときに動画を見たりして、後はフラッシュメモリー代わりにデーターを持ち歩ければいいのでこの価格でここまでできれば十分。

音楽聞くのにそれほどこだわりが無いのでいつもは車の中でランダム再生させてるくらいです。
容量8GBの使い勝手はというと、私は動画10本、音楽50曲、FotoやTXTちょこっと入れて、後は2GB位PCのデーターやら何やら入れてもまだ2GB位余ってるのでコレで十分ですね。

でもフォルダ単位で音楽再生ができないので後でminiSD買い足して大人用と子供用を分けようと思ってます。

機能的にはかなり満足だったのでそれ故にタッチスクリーンの反応が悪いことだけが悔やまれる。


カメラ機能の検証

カメラ機能以外のことは私も購入前にお世話になった「PT-A509の説明書」のページで詳しく書かれているのでここではカメラの検証をしてみます。



カメラボタンを押すとこの画面が出てきます。
ここからDCかDVにタッチして起動するまでに13秒もかかります。
携帯にカメラ機能が付いてない人以外は使わないのではないでしょうか。
まぁ一応撮れるので子供に遊ばせて使う分にはいいのでは…。



起動するとこんな感じ。
左側の電源ボタンを上に上げると設定メニューが出てきて再度上に上げるごとに右にアクティブになる項目が移動します。
項目は+−ボタンで設定を選びます。
設定項目はこのページの最後の方で詳しく特集しています。

操作はを一瞬だけ押すと撮影されます。
ちょっとでも長押しするとメニューに戻ってしまいます。
シャッターを押してから保存されるまでの時間が10秒かかります。
動画は設定項目なしで、を押すと撮影、もう一度押して停止。

撮影画像

(画像は1280×1024ピクセルで撮影したものを50%に縮小してあります。)
70cm以内ならピントがあいます。



(画像は1280×1024ピクセルで撮影したものを50%に縮小してあります。)
遠景になるとボケボケ。


写真画質に評判の悪いXactiと比べてみました。
Xactiといえども野外ではそれなりの画像が撮れるので比べるべくもありませんが実験としてやってみました。
PT-510 Xacti DMX-CG65
(画像は1280×1024ピクセルで撮影したものを315×223ピクセルに縮小してあります。)


動画:コスタリカの桃太郎公園を360°撮影したもの( 53秒 6.86MB ファイルタイプMP4)
野外なら色合いやフォーカスは写真よりもかなり良い。
室内ではよっぽど明るくしないと写真も動画も使えるレベルでは無いです。
1分で6MB〜8MBなので1時間撮影して480MBなら記録用途くらいなら使えるかも。

どこまで連続撮影できるのか実験してみましたが2時間40分(866MB)で落ちてしまった。
その後30分撮影してみたが問題なく撮影できたのでバッテリー問題ではなく2時間40分は録画限界らしい。
30分ファイルは問題なかったが2時間40分はまともに再生できなかったので連続撮影は2時間30分までと思っていた方が良いでしょう。


デジタルカメラのモード検証

この画質ででこんなに設定項目があってどうするんだろと思ったりもします。
ちなみに設定は電源を切っても記憶されています。



はズーム設定で、4段階に調節でき左図は最小、右図は最大です。カメラと対象物との距離は20cm位。


はノーマルの他には月明かりで取ったような感じと陽のしたで取ったような感じのモードと速写モードとタイマーです。画像では確認しづらいですが微妙に色合いが変わっています。
タイマーは2秒…何に使うんでしょうか?



はサイズ設定。


は照度かな。


は彩度設定。


はコントラスト。


は上から順にこのように切り替わります。


は画質です。



焦点距離の検証


カメラと被写体との距離では5cmだと顔はぼけていて頭の後ろの赤い部分にピントが合ってます。
接写距離は10cm位からでしょうか。
50cmの段階ではまだピントが合ってますが100cmになるとボケています。
ピントが合うのは70cm位まででしょうか
このカメラは接近戦専用カメラです。
殴り合う間合いでしか使用できません。


あえてこのカメラを実用で使おうとした場合使えるのか?

PhotoShopで自動レベル補正と自動カラー補正だけかけてみました。
ちょっと修正をかければ70cm以内の撮影ならピントも合うのでメモ用とかweb用途くらいなら何とか使えそうですね。


カメラ機能の結論
せっかく機能があるのであえて使うとすれば、カメラは起動と保存にかなり時間を食いますし、70cm以内でしかピントが合わないのでカメラを使い回すよりも、お店の商品をちょっと撮りたいときなどに、ビデオを回しっぱなしにして胸ポケットに入れておいて必要なときにだけ覗かせて撮りたいものを撮るとか、ちょっとしたした記録用に部屋の片隅に置いて会議や催し物を記録するとか、そんな風に使った方が使えそうな気がします。
カメラ機能よりも動画機能の方がずっと使えます。


中身がブラッシュアップされた新PT-A510
知人が私のを見て欲しいというのでもう一個注文したら中身がブラッシュアップされていました。
新しいのはイヤホンを挿さなければ内蔵スピーカーがONになっていて、イヤホンを挿すとイヤホンに切り替わります。
液晶上でのスピーカーのON/OFFボタンが無くなりました。

基本動作はPT-A509とほとんど変わらないので見た目の変わった部分だけ紹介します。


左上のスピーカーON/OFFボタンが無くなってその代わりにA-B間再生機能が付きました。
歯車が設定ボタンで四角い画面の様なのがMENUボタンです。
矢印ボタンを押すと曲名選択画面になります。
下のボタン類の使い方は同じです。
←→ボタンを短めに押すと前後の曲に飛んで、長めに押すと早送りになります。
各画面で電池残量表示がでるようになったところが新しいです。


動画再生画面:音楽再生画面と操作法は同じ。
上のバーが見やすくなっています。
全体と現在の再生表示と電池残量と音量表示があるのが私のには無い機能です。


TXT表示画面は相変わらずランゲージを英語にすると日本語が表示されません。


設定画面は押してみると説明書など読まなくても使い方はだいたい分かります。
私のよりタッチ画面の反応がすごくいい…
全体的に少し使いやすくなっている感じ…ちょっと悔しい。
もうちょっと後で買えば良かった。