Adobe PhotoShop

7.スキャン

スキャナーは大きく分けて3種類があります。

フラットベッドスキャナー
一般に家庭用で出回っているのがこのタイプです。
読み取り方式にCCDCISの2種類があり、CCDは光学的に高解像度を得やすいことや焦点深度の深さなどからネガフィルムの読み取りも可能とする機種が多いです。
色選別(分光)にカラーフィルターを用いているために3色LEDを用いているCISタイプよりも色再現性は高いです。
一方CISは光源にLED を用いたもので光学系が単純で、装置のサイズをコンパクトにできます。
ウォームアップ時間を必要としないため立ち上がり時間は短く、また消費電力も少ないです。
薄型でUSBケーブルから電源をとるタイプは皆このCIS方式です。

フィルムスキャナー
フラットベットタイプでもフィルムをスキャンできるものが多いですがそれだと間にガラスを挟むのでフイルムの認識精度が落ちます。

ドラムスキャナー
商業印刷向けで高品質な画像を取り込むことができます。


コンピューターにPhotoshopから呼び出せるスキャナーがインストールされていれば[ファイル-読み込み]から起動することができます。
ここではEPSON GT-X750を使って説明しています。


読み込み画面

スキャンする原稿をセットしてプレビューするとプレビュー画面が表示されます。
読み込み範囲を選択してイメージタイプ、解像度、出力サイズ等を設定してスキャンします。

スキャンの目安
TV画面カラー イメージタイプ 解像度 出力サイズ
白黒テキストA4 8bitグレースケール 200〜300dpi 等倍
白黒写真はがきサイズ 8bitグレースケール 300〜350dpi 等倍
カラー写真はがきサイズ 24bitカラー 300〜350dpi 等倍
白黒写真A4 8bitグレースケール 300〜350dpi 等倍
カラー写真A4 24bitカラー 300〜350dpi 等倍
48bitカラーと16bitグレースケールがありますがプロ向けのモードでかなりデーターサイズが大きくなります。
写真の修整をする場合などにこのモードで読み込んで編集すると画像の劣化や色の階調が失われずに済みます。
白黒テキストを読み込んで後でOCRソフトで使用する場合は白黒2値ではなく8bitグレースケールが良いです。
白黒2値だと文字認識率が落ちます。
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