Adobe PhotoShop | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.基礎知識、概念 a.ファイル形式 デジカメの画像はJPEG、webページで使用される画像はGIF、通常は意識しないで身の回りに溢れていますが、画像を扱う場合は目的によって画像形式を選択する必要があります。 ここでは代表的なファイル形式の説明をします。 GIF(拡張子.gif) ジフと呼びます。 webで使用できるファイル形式で256色までのインデックスカラーで構成され、画像劣化がない圧縮形式なのでロゴやイラストなどに使用されます。 特徴は透明部分を作成でき、GIFを連続表示してアニメーションGIFを作ることができます。 JPEG(拡張子.jpg) ジェイペグと呼びます。 webで使用できるファイル形式で写真等のフルカラーで表現したい画像に使用されます。 不可逆圧縮のため、保存を繰り返すと画質が劣化していきますが圧縮率の高さからよく使用されています。 BMP(拡張子.bmp) (BitMap)ビットマップと呼びます。 点でイメージを表します。 ファイルサイズが大きくなるのとwebでは使用できません。 TIFF(拡張子.tif) ティフと呼びます。 画像劣化がないのでDTP等で使用されます。。 jpegに比べるとファイルサイズがかなり大きいです PSD(拡張子.psd) Adobe PhotoShop で使用するファイル形式です。 PhotoShopでは通常この形式で保存します。 AI(拡張子.AI) Adobe Ilustrator で使用するファイル形式です。 Ilustratorは通常この形式で保存します。 PhotoShopとIlustratorの違い PhotoShopはピクセルの集合体を扱い Ilustratorはベクトルを扱います。 ビットマップはピクセルの集合体で表現するのに対してベクトルは点と線で構成された情報を元に表現された画像です。 b.カラーモード インデックスカラー(indexed color) GIFで使用されています。 ビットマップのようにピクセルごとに色を直接指定するのではなく、カラーマップと呼ばれる色定義テーブルの参照番号を指定して画像を表現する形式なので色情報を大幅に少なくすることができます。 RGBカラー(RGB color) モニターやスキャナーで使用されるカラーモードです。 加法混色でCMYの3原色をかけ合わせると白になります。 CMYKカラー(CMYK color) 印刷で使用されるカラーモードです。 減法混色でCMYKの4色をかけ合わせると黒になります。 DTPではCMYKの4色で印刷を行います。 DTPとは(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)の略で新聞や雑誌のために編集を行い印刷することを指します。 RGBとCMYKの違い RGBカラーとCMYKカラーは、それぞれの限られた色の範囲「色域」(カラースペース)の色しか扱うことが出来ません。RGBカラーとCMYKカラーでは表現できる色の範囲が異なり、RGBに比べCMYKでは狭くなってしまいます。 つまり、RGBカラーを使用して作成したデータを、印刷前にCMYKカラーに変換した場合、扱えない色は最も近い色に置き換えられてしまうために色の違いが起こります。 一番カラースペースが広いのはLABカラーですが高度なフォトレタッチのカラーモデルとして使用されています。 c.解像度 画像のきめ細かさや、滑らかさを表す尺度でこの値が高いほど、より自然に近い画質が得られます。 1インチあたりのドット数で表され、単位としてdpi(ディーピーアイ)が用いられています。 最終的に何に出力するかが問題でそれに適した解像度で作成します。 webデーターを作成する場合やPCモニターで表示するのなら72dpiでOKですが印刷する場合は300dpiが必要になります。 例えばA4サイズの印刷画像を作る場合はサイズは210mm×297mmで解像度は300dpiで作成します。
モニターで使用される解像度には次のようなものがあります。 DVカメラの解像度は720×480です。
|